寝具一式を入れ替えるというご相談

寝具一式を見直して快眠生活を
寝具一式を見直して快眠生活を

一昨日、大阪交野市にお住まいのご夫婦が「寝具一式を見直したい」との相談で来店されました。

 

数十年の間、手作りの木綿わた布団でおやすみだったご夫婦。

 

「羽毛掛けふとんが軽くて温かいそうですね。

羊毛の敷きふとんとかもあるんですよね。

でもそれ以外の事はわからないから、何がどんなので、どういいのか、

教えてください。」

と率直な疑問というか、ご自身の状況・環境、お考えを正確に伝えてくださいました。

 

 

寝具専門店である当店、眠り屋よねはらで20年以上前にお子さん達の布団を買ってくださっていたようです。

「いよいよ布団がダメになってきたかもしれない。せっかく変えるなら納得して変えたい。

だから、キチンとした寝具を今も扱ってるであろうと思って来ました。」とまでおっしゃってくださいます。

 

 

私は20年以上前にどんなふとんを買ってくださっていたのか想像もつきません。

きっと現代の寝具よりかは、寝心地も悪かったと思います。

睡眠に関する研究も今ほど進んでいないし、

製品自体の完成度も今ほどではなかったと思います。

 

でも、創業以来60年以上もの間、

「責任の持てない商品は一切取り扱っていない。いつご縁を頂いたお客様にも勧めた寝具に胸を張っていい。」と社長から聞いていたので、

良い寝具を永く気持ち良く使ってくださって、だからこそまた相談に来てくださったのかとスッと理解ができました。

 

ならば、徹底的に今の店長である私の知っている寝具や眠りの知識をお伝えし、

その中からお客様に必要なものをお選びいただくのが責任。

 

 

普段は、ピンポイントでお悩みを伺い、

そのお悩みを解決に導いてくれるであろう寝具をピンポイントでオススメします。

 

しかし今回は「どんな寝具がどういう風にいいのか」というご相談でしたので、

枕から敷き、掛け、カバーに至るまで全体的なお話をさせていただきました。

 

 

 

 

あまりに多岐に渡る説明になってしまったので、お客様は混乱されます。(スイマセン。。)

 

しかし、そこまでお話をさせていただくと、

「敷きふとんはこのクッション性がいいかもしれない」

「頸椎ヘルニアだから、枕はオーダーがいいかもしれない」

「花粉症だから、できるだけ外干ししなくていいのがいい」

「毛布は今あるのでいいかもしれない」

 

色々な事がお客様にも、私にも見えてきました。

 

価格が高ければ何でも良いってもんでもありません。

何が必要で何が不必要かを見極めなければいけません。

 

色々とお話をさせていただき、

ご夫妻に「合う」であろう寝具はコレです。とお伝えできるところまでは辿り着きました。

それが一昨日の出来事。

 

 

 

「一回帰って考えます。」とお帰りになられたご夫妻は、本当に色々と考えてくださったんだと思います。

 

そして昨日、再来店してくださいました。

 

 

「試してみたいんです。」

 

 

寝具を入れ替えた時の生活や状況を、明らかに一昨日よりも明確に想像されている様子で、

そうなると気になるのは実際の「寝心地」です。

ご提案差し上げていた敷きふとん(マットレス)はもちろん、それ以外の敷きふとんでもお試し寝いただきました。

もちろんこれなら胸を張ってオススメできるというものだけ。

 

どんな寝具にもメリット・デメリット(寝心地いいけど重い。安いけどヘタりが早い等々)があるかと思います。

正直に全てお話をし、その上で寝心地や持ち上げてみたりとご体感いただきました。

 

 

一昨日、昨日とで合計4時間程のお時間を頂戴し、寝具一式を入れ替えていただく事になりました。

次の土曜日に配達、納品させていただき、全ての使い方、気持ち良く長持ちさせる秘訣等をお話させていただきます。

 

貴重な週末のお休みの長時間を頂いた訳ですが、これから何年もの間の快眠に繋がれば幸せに思います。

 

 

T様ご夫妻、ありがとうございました。

 

オーダーメイド枕ができるまで
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