
今日は少々難しい話です。
言葉足らずで意味不明な部分もあるかもしれませんがお許しを。
あっそうそう。
ピアノの発表会が来週に迫った娘は、昨晩泊まり込みでばあばの家でピアノの猛特訓。
じいじ曰く「うまなったでぇ」とのことですので、
今晩家に帰ったらすぐにその成果を聞かせてもらおうと思い、楽しみにしています。
今日は20歳の男性がご予約の上、オーダーメイド枕を昼イチに作りに来てくださいました。
首こりと肩こりとは長い付き合いだそうで、寝つきもゴロゴロとしている内にあっという間に時間が過ぎて…とのお悩み。
ついつい「お若いのにどうしたんですか!それはまずい!」と言ってしまいました。
心配したご両親も一緒にご来店でしたが、結構重度のお悩みのようです。
もともと柔らかい枕で慣れてらした事もあり、最終的に決められた中材は「やや柔らかめ」。
試し寝の時「おぉ~~~~ラク~~~~」と仰っていたので、ご両親もひと安心していただけたでしょうか。
非常にハッキリとした「Wライン」さん(背面カーブの種類)でしたので、
ご自宅のマットレスとの相性、バランスも一筋縄ではいかないかもしれません。
「このオーダーマットめっちゃ気持ちいい!」とも仰っていましたが、
いつか100%の寝心地を揃えられることでしょう。
【納品事例】
その後、タイミングよくお店に届いたオーダーベッドマットレスを、すぐに車に積み込み、
あるお客様のもとに届けに行ってきました。
こちらのお客様、もともとは「手の痺れ」があり、原因を探っていくと「後縦靭帯骨化症」と診断されたそうです。
「後縦靭帯骨化症」についての記述がネット上にあったので、以下転載させていただきます。
引用:日本整形外科学会HPより
「靭帯が分厚くなって骨のように硬くなってしまうと脊髄が圧迫されて下記のような症状(脊髄症状)が出現してきます。」
中略
「後縦靭帯骨化症で頚椎の脊髄が圧迫されると、手足のしびれ感(ビリビリ、ジンジンしたり感覚が鈍くなる)や手指の細かい運動がぎこちなくなり、しづらくなります(箸がうまく使えない、ボタンの掛け外しがうまくできない)。ほかにも、足がつっぱってつまづきやすい、階段を上り下りがこわくて困難などの歩行障害も出現してきます。」
枕は身体に合わせておいた方が良さそうです。
そういった流れで、お医者さんにも相談されたんでしょうか、
当店のオーダー枕を作りに来てくださった訳ですが、
後日、マットレスの注文にもご来店くださいました。
その理由の一つが以下です。
引用:日本整形外科学会HPより
「症状の悪化を防ぐためには日常生活で以下の点に注意してください。頚椎後縦靭帯骨化症では、首を後ろに反らせすぎないこと、仕事や遊び、泥酔などにより転倒・転落することで脊髄症状が出現したり悪化したりすることがあり、くれぐれも注意が必要です。」
「首を後ろに反らせすぎない」とあります。
一見、枕を合わすだけで「首は反らない」と言えます。
しかし、仰向き時の背中・横向き時の方をマットレスが「沈めてくれない」場合、
話は変わってきます。

背中の部分が沈まないと、頭だけが取り残されて首が反ってしまいます。
じゃあ、枕を高くするように調整して「反り」を解決しようとすると、
今度は肩口に隙間ができてしまいます。
じゃあじゃあ、マットレスを柔らかいものに変えて身体を沈めて「反り」を解決しようとすると、
背中・お尻が沈み、身体が丸くなり「逆反り」になりかねません。

オーダーメイドマットレスの場合、10cm単位でマットレスの硬さが変化するので、
お使いになる方の身体(だけ)に合わせた寝心地になります。
支える所は支えて、沈める所は沈めて。
すき間が埋まり、どちらかに反る事もなく、ごくごく自然な寝姿勢をとって休息できるんです。
横向き寝の時には(上記の図には載ってないんですが)肩だけをスッと沈めるために配置された特に柔らかいキューブである、
「Sキューブ」もしくは「SSキューブ」が活躍してくれます。
こういった機能を「ご自身の身体のために」と思い購入・作製をご決断され、本日の納品でした。
「楽しみに待ってました!」と何度かおっしゃっていたお客様。
お待たせいたしました。
今晩から、おやすみの間はこれで十分に筋肉を緩めてリラックスしてください。
※オーダーメイド枕やオーダーメイドマットレスは、
あくまで正常立位姿勢で眠るというための寝具ですので、
上記のような症状、疾患に対しての効果を保証するものではありません。
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