第1回 歩ールウォーク会 開催

みんなでポールを使って歩く
みんなでポールを使って歩く
インストラクターの資格持ってるんです。
インストラクターの資格持ってるんです。

皆さまこんばんは。全日本ノルディックウォーク連盟公認指導員の前田でございます。

 

誰やねんっ!って感じですよね。笑

本業は眠り屋でありますが、健康を突き詰めるあまり、「運動」の分野に手を出してしまったのです。

 

日本におけるウォーキング人口(健康のためにウォーキングしてますって人)は40万人とも言われています。

 

そして、ポールを使って歩く人口は4万人。多いのか少ないのかわかりませんが、ここ数年の伸び率は倍々ゲームのような勢いだそうです。

 

ワタクシ前田がこの「ポールウォーク」別名「ノルディックウォーク」と出会ったのは約1年前。

 

東大阪の瓢箪山にある西川リビング(株)の直営店で、店長を仰せつかっていた時。

世界的に有名なスポーツ用品メーカーであるミズノ(株)さんとの出会いでした。

「健康」をテーマにした店作りをしていましたので、品揃えの一つとして、「ウォーキングシューズ」を扱っており、その延長線上でこの「ポール」と出会ったのです。

杖?

これで「安全」に「運動」して「健康」に
これで「安全」に「運動」して「健康」に

 

最初見た時はね、正直ね、

「ダッせぇなぁ、スキーよりスノボ派だし。それになんで2本も杖つかなきゃいけねぇんだよ。」(ボクの憧れの先輩風口調)

と思いましたよ。でもね説明を聞いていく内に「面白そうかも!」となったんですね。

 

その理由が、

「運動効率」。

普通に歩くより20%も運動効率がアップ。

しかも、全身の90%の筋肉を活動させる。

なおかつ4点で支えるから「安全」。

 

姿勢もシャキンッとなり、腰や肩が無駄に疲れることもありません。正しい姿勢で正しく歩けるから膝や腰の負担も少なく済みます。

介護施設や病院、高齢者向けのリハビリ施設等でも今、大注目の運動法なんです。

 

色々な情報とともにこの商品を教えてくれた当時のミズノの営業さんには大感謝です。

「やってみるか」と思わせてくれただけでなく、「自分も教えられるくらいになりたい」とまで思わせてくれた方は、全国的にも有名なノルディックウォークの講師さんでした。

全国の自治体や行政の方から引っ張りだこなんです。

 

その影響を受け、昨年の夏に全日本ノルディックウォーク連盟の公認指導員、略して「ちゃんとしたインストラクター」の資格をとったのです。

 

自分も全国飛び回って、とまではいきませんが、地元である交野市を中心に、この新しい運動法を広げていけたらなと思います。

実際に開催してみた。

で、今日の「第1回歩-ルウォーク会」開催です。

 

1回目ということもあり、5名様でのスタートです。

当店で取り扱いしているポールの卸元である西川リビングさんからもお二人参加、ご協力いただきまして、朝の9時半に集合。

 

ポールを使う「良さ」をお伝えしてからストレッチ。基本的な使い方をある程度身体で覚えていただいてから、講習場所である妙見河原の広場まで向かいます。

変なクセがついてポールを使用してしまうと、せっかくの運動効率を得られなくなったり、手首やひざを痛めてしまうこともありますからね。ここは「初心忘れるべからず」です。

交野にはいい道がたくさん
交野にはいい道がたくさん

お店から妙見までの道のりは春は桜の名所。今はキレイな緑で、直射日光を遮ってくれます。昨日、小雨が降りましたが、足場は乾いていて、まさにポールウォーキング日和でした。

 

ポールに慣れてきたからと言って、変な動きをしてはいけません。基本の動きである「ポールを前へ真っ直ぐ突く。」肩、肩甲骨の前後上下運動を常に意識して歩いていただきます。

同じ距離をポール有り、無しで歩くと・・・
同じ距離をポール有り、無しで歩くと・・・

ある一定の距離をポール無し、ごくごく普通に歩いてもらった時と、ポール有りで歩いてもらった時の「タイム」と「歩数」を記録します。すると、「タイムが短く」なり、「歩数が減っている」ことがわかります。(ポールを使いこなせていないと逆のパターンもありえます。)

これが何を意味するのかと言うと、「歩幅が広くなった」ことを意味します。

 

歩幅が広くなると、認知症予防になります。

「それぐらいで何が変わるねん!」とお思いでしょう。ボクは思いました。

ただ、ちゃんとした研究結果があるようです。

タイムと歩数が変わります。
タイムと歩数が変わります。

「歩幅が狭い人は広い人に比べて、3.39倍も認知機能低下が起こりやすい。」

女性に限定すると「5.76倍」もあるそうです。

狭い歩幅と、広い歩幅の違いですが、たった10cm程度の差です。

 

近年、社会問題になっている「認知症」。

ポールを使って歩くだけで、そのリスクを圧倒的に減らせるんですね。

 

階段も足腰が弱ってもポールがあれば安心
階段も足腰が弱ってもポールがあれば安心

そんなこんなで、会場近くに階段もあったので、ポールを使って安全に上り下りする方法も。

今回の参加者様はどなたもポールがなくとも、シャンシャンと上り下りできる方ばっかりでしたが、その参加者様の周りにいる大切な方(足腰が弱く、困っている方)に伝えいただければなと思い急遽、プログラムに組み込みました。

前に突いたり、横に突いたり、レベルに応じて色々な使い方ができます。

帰り道はみんな慣れました。
帰り道はみんな慣れました。

一通りのプログラムを終えて、お腹も空いてきたので、解散場所である眠り屋よねはら前へと出発。

行き道はおぼつかない手元や足元を確認しながらボチボチ歩いていましたが、帰り道はみなさん慣れたものです。

景色も愉しみながら、スピーディーにシャンシャンと歩いてらっしゃいました。

 

「すっごく肩があったかくなりました。」

「あらら、先生を追い抜かしちゃうところだったわ。」と、みなさんが、ポールを使った効果や、自分自身がスムーズにポールを使いこなし、真っ直ぐ、早く(早ければいいという問題ではありませんが)歩いてくれている姿を見て、感動です。

次はいつ?
次はいつ?

解散場所に着いたら、最後の注意事項。

ポールは人混みの中では使ってはいけません。ポールが手と一体化したような感覚にまでなると、ついつい前や後ろに振り上げてしまったりします。誰かの顔にでも当たったら最悪ですもんね。

側溝の穴にポールが突き刺さるのも注意です。

基本的にはおうちの周りの、舗装された、人通りが少ない、明るい道が最適です。

 

「次はいつ?」というご質問もいただきました。只今、検討中でございます。ただ、月に1回を基本に今後も開催していきたいなと思います。近い将来、クラス分けもして、今回のような「基本の基本、初級者向けゆっくり歩こうクラス」や「スピードに乗ってシャンシャン歩いて目的地まで行こう上級者クラス」も開催していきたいと思っています。

 

今日の参加者様は当店でポールをお買い上げくださった方達です。

枕やベッドでも口酸っぱく申し上げておりますが、「買って終わり」ではありません。

「買ってからがスタート」です。

そういうお店なんで、今回の講習は参加費無料。

気になった方はぜひともご相談ください。

 

交野市を中心に、「眠りと運動で健康を広げたい」というのが一番大きな目的です。

そのお手伝いができるのであれば、幸いです。

 

また「第2回歩-ルウォーク会」の内容が決まりましたら、このホームページや、よねはら社長のブログでもお知らせしていきますので、よろしくお願いいたします。